被後見人の財産は積極的に運用しても良いのですか?

2013-07-16

Q:
父が脳出血で寝たきりとなりました。今は介護施設で生活しています。母は早くに亡くなったので、父が所有している家に父が戻る見込みはありません。また父は自宅の他にも複数の不動産を所有していて、そのうち、賃貸マンションは自分で管理していました。賃借人がいない家や、更地になっている土地も所有しています。資産は全体で1億円ほどありますが、不動産をそのままにしておくわけにも行かないとおもい、運用をしたいと思いますがどうしたら良いでしょうか。

A:
まず、お父様は現在施設に入居中とのことで財産もありますから生活での心配はないように思います。ただ、これまで管理していた賃貸マンションなどの不動産経営を継続する事は難しく、遊休地も荒れてしまうと近隣の住民への迷惑になってしまう場合もあり注意が必要です。不動産に関しては何らかの対応は必要となります。
財産の処分に関する判断をお父様ご自身が出来ないと考えられますから、成年後見人が判断する事になります。

居住用不動産の場合は「居住用不動産処分許可」を家庭裁判所から得る必要がありますが、その他の不動産に関しては民法の委任の規定に準じ善管注意義務をもって適切に管理する必要はありますが、処分自体は後見人の判断で出来る事になります。 ただ、後見人は被後見人が自分らしく生きるためのお手伝いをする事が目的ですから、財産に関して積極的な運用等は認められていません。ご家族とも十分に協議し、被後見人であるお父様が望むよう適切に管理する必要があります。

司法書士は不動産登記のエキスパートでもあります。不動産を持つ方の後見に関する疑問・質問等ございましたら遠慮なくご連絡ください。

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