Appleのウェアラブル端末、なぜiWatchじゃなくてApple Watch?

2014-09-11

ソリーです。

iPhone派の社内の人は、昨日のAppleの新製品発表にソワソワしている感じです。
1企業が既存の製品のアップグレードバージョンを発売するのに、これだけ世界中が注目するというのもすごいことなのかもしれませんね。

さて、その中でも身に着ける端末「ウェアラブル端末」が発表されるのではないかという予想通り、腕時計型の端末の発表がありました。

それがApple Watchです。

image

実際の動いている様子は以下の動画で

このApple Watch、皆さんもお気づきかと思いますが、Appleはシリーズの製品は全てiPhone,iPod,iPadといったように小文字のiで始まる製品名を付けてきました。ところが今回、Apple Watchという名前でiWatchではありません。

これはなぜかという問題を考えてみたいと思います。
もちろんネーミングの戦略としてということはありますが、影響が大きいのは「商標」という問題なのかと思います。

アイホン株式会社という玄関のインターホンメーカーがあります。AppleがiPhoneを発売するにあたり様々な調整がなされています。
結果として

1.日本語でのカナ表記・発音はiPhoneは「アイフォーン」とすることで合意
2.iPhoneの商標はアイホン株式会社が商標登録をした上でアップル社に使用許諾し、アイホン株式会社が商標使用料を受け取ることで合意

ということで決着をしています。

今回、上記のような商標取得に大きなお金が動くことを知った世界の人々が、次にでるi○○という端末について世界中での商標取得合戦が起きて、調整が難航してしまったということが十分に考えられますね。
日本では昨年の6月3日にiWatchという商標を取得していますが、名前にこだわるか、それとも世界中で商標取得にかかるお金の削減を優先するか。社内で大きな議論となっていたことが想像できます。

商標や特許、その他の権利取得に関して「先願主義」という原則があります。
先に先願した人がその権利を得るということですね。

電話の発明の話が有名です。
グラハムベルは電話の父と呼ばれていますが、ベルが特許を提出した1か月前にエジソンも電話機の特許を提出したのですが内容の不備のために不受理となり、結果ベルが一番最初の特許申請となりました。しかもその2時間後にイライジャ・グレイが同様の特許を出願に来たのですが、先願主義でベルが特許を取得することになったのです。

私たちは会社設立のお手伝いも仕事の一つですが、この中でも商標の問題は大きな問題となります。たとえば新しい会社を作ってかっこいい社名を考えました。しかしその社名は商標として登録されていて、せっかく時間をかけて社名が浸透してきたころになってその社名を変更せざるを得なかった。そんなケースも考えられるのです。特にフランチャイズチェーンなどでブランドを浸透させることを重視するような業態の場合は慎重なチェックが必要になります。

商標や特許に関する手続きは弁理士さんが扱うことのできる仕事になります。
(もちろん自分で出願することも可能ですが)
商標や特許等で気になることがあれば最寄りの弁理士さんに相談されてみることも重要かもしれません。

Apple Watchからここまで話が広がってしまいました・・・
ということで今日はここまで。
また会いましょう!
ごきげんよう。

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