8月8日認知症と財産管理に関するセミナー講師を担当します。
ソリーです。
今、認知症の問題はNHKなどのテレビ番組でも特集され、大きな社会問題となっています。
誰もが関わる可能性のあるこの問題に対し、介護や看護の面からの情報は多方面から積極的な情報発信がありますが、実はもう一つ避けて通れないのがお金の問題なのです。
当事務所では、認知症の方の財産管理を「成年後見制度」を活用しながら行っています。
認知症になると、何ができなくなって、何が困るのか。そして、事前に準備しておけば解決していた問題がいかに多いか。
だからこそ、一人でも多くの方に認知症とお金の問題について真剣に考えて頂きたいと考えているのです。
実際の事例から一つあげると
独身の姉と、弟夫婦が3人の共有で自宅を購入しました。
将来姉が困らないようにとの思いで購入したのですが、
姉は認知症と診断され、現在は施設で暮らしています。
姉の財産の管理は弟夫婦が行っていますが
何の法的根拠もないままに財産管理を行っていると
後で要らぬ誤解を招くことにもつながってしまいます。
さらに認知症と診断されると、遺言書を遺すことが難しくなります。
遺言は財産の配分について自分の意思を法的に示すことのできる書面ですから
事前に遺言書を書いて、自分の亡き後は
弟夫婦に自宅の持ち分を遺贈すると明記することで
弟夫婦の自宅はそのまま使えることになりますが
その遺言を遺すことが難しい状況ですから、
もし何かがあった時には、姉の兄弟姉妹全員が法定相続分を主張し、
持ち分を持つ自宅を手放して現金化しなければならないといったことになるかもしれないのです。
今回、こんな難しい事態にならないため
「認知症になる前に何を準備しなければならないか」
「認知症になった場合にどのように財産管理をすすめていけばよいのか」
という点について詳しく解説する予定です。
ご自身のこと、そしてご家族のこと、
まずは聞いておくことで、備えることも出来るようになります。
何も対処できなくなる前に、まずは聞きに来てください。
一般社団法人P&Hアソシエーション主催の「認知症とお金の話」セミナーは
8月8日(土)午後1時30分からSOLYのセミナールームで開催します。
お申込みは以下のリンクをクリックして、申込フォームに必要事項をご記入の上送信ください。
↓↓お申込みはこちらから↓↓
https://promotion-lp.com/pha/seminar/


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