横山やすしさんと宮島
ソリーです。
横山やすしさんと宮島というタイトルですが、実は深いつながりがあるのです。生前より横山やすしさんは散骨を望んでいました。そこでアマチュアボートレースに出たい一心で、吉本興業に内緒で出場し、翌日のスポーツ紙に優勝カップを持った写真がでかでかと載ってしまい、会社にばれて大目玉をくらってしまったという思いで深い場所である宮島競艇場で散骨の儀が行われたのです。
今、散骨を選択する人が増えています。
一人っ子も多い現在、「墓守」という役割が全うできないと考える方も多くなってきました。その受け皿の一つとして散骨が選択されています。
亡きがらを遺棄することは刑事罰となりますが、散骨の場合は今のところ節度をもって行う限りは特に法に触れることはないという解釈のようです。しかしこれも時代によって変わってくるかもしれません。 また、周辺住民との軋轢も起こったりと、散骨についての統一したルールの整備が必要となってくるのかもしれません。
先日 高倉健さん主演の「あなたへ」を見ました。
故郷平戸の海へ散骨して欲しいという妻の言葉に従い、平戸へと旅をし、その間の心模様を表現した切ない物語です。この映画の中でもやはり漁業者にとって、仕事場に散骨するという事への抵抗が描かれており、簡単にいくものではないことがわかります。
散骨以外にも樹木葬も今注目されています。
家のつながりを重視してきた時代から、個の時代へ。戦後の時代をそう言われて生きてきた世代が60代・70代となった今、葬儀や墓、供養のあり方も個の時代へとなりつつあるのでしょうか。
確かに、亡くなったあとは誰かが何とかしてくれるという時代ではなくなってきたのかもしれません。
だからこそ、生前の準備が重要になってきているといえるのかもしれません。
日本では遺言を書いている比率はまだ1割にも満たない状況です。
遺言には財産のこと以外にも付言事項として様々な思いも書くことができます。
実際に遺言を書かれて、気持ちが軽くなったとおっしゃる方も多くおられます。法的に有効な遺言をしっかりと遺すことで、その後の人生を安心して暮らせることからかえって長生きすることもあるのかもしれません。 遺言を書くなんて縁起でもないと思わずに一度相談されることをおすすめします。
当法人でも遺言のサポートを行っておりますので、お気軽にお問合せください。


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