司法書士徽章巨大化を推進する会

2014-06-30

こんばんは。上内です。

ワールドカップ?なにそれ??

ぐらいの無関心さで世間はせわしなく動いている今日この頃。

皆様におかれましてはカープの大型連勝、
ひいてはカープの優勝を願ってやまない日々を悶々と過ごしておられることでしょう。

今日はみなさん日常生活でお気にもとめたことのない、
司法書士バッジ(徽章)について少し説明をしてみたいと思います。

司法書士バッジとはみなさん全然ご存じのないとおり、 銀色に光っている遠くからみれば記憶の片隅にも残らない、 アレです。

もはや銀色かどうかもわからず、 果ては

バッジ?あったんだ。

ぐらいの認知度だと思います。

なにもそこまで、と思われるかもしれませんが、
実際間近で見ても本当に存在感がないんです。 かなり小さい。

今日ここに「司法書士徽章巨大化を推進する会」を立ち上げます。

images

中心に書かれているのは五三桐花紋というもので、
このフォルムはどこかで一度や二度は見たことがあると思います。

桐花紋は、 室町時代以降小判などの貨幣にも刻印されていることから、

古くから国民に広く認知されている絵柄で、

実際、日本国政府を表す紋章にもなっており、

首相の会見でも(壇上)見かけます。

こちらは五七桐ですが。(葉っぱの数が違います)

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以下首相官邸HPより

桐花紋は政府において広く使われてきていますが、

桐花紋がいつ頃から使われ始めたのか、

また、その由来については定かではありませんが、

従前から慣例により使われており、定着してきているものです。

なお、紋章について一般にいわれていることなどを記しますと、

桐花紋は、植物のゴマノハグサ科に属する白桐を紋様化したものといわれています。

桐は、聖天子の出現を待ってこの世に現れる鳳凰という瑞鳥(めでたい鳥)の宿る木だといわれており、

天皇のお召しものにも桐や鳳凰などの紋様が使われるようになったといわれています (はっきりとはしていませんが、一説によれば嵯峨天皇(786~842年)の頃から使われているようです。)。

明治政府は、 明治5年に大礼服 (重大な公の儀式に着用した礼服)を定め(太政官布告「大礼服制」)、

例えば勅任官(天皇が任命した官吏)は、 その上着に「五七の桐」を用いることとされました。

明治8年には、勲章の旭日章が制定され、 デザインの一部に桐花紋が使われました。 総理大臣官邸では、

以前から外国の賓客の接遇のための晩餐会等の招待状や食器、 閣議室の大臣席の硯箱や大臣の表彰状などに「五七の桐」を使用しています。

平成15年10月から首相の記者会見の際にも「五七の桐」を付した演台を使うようになりました。

(http://www.kantei.go.jp/jp/q&a/archive/20040805a.html)

この「五七の桐」は明治政府以後は、 旭日章の意匠に取り入れられたり、

皇室を表す紋章である「十六八重菊」に準じるものとして、

ビザやパスポートなどの書類や500円硬貨の装飾に使われたり、

菊紋と共に賞杯や、官邸の備品や、総理の演台に取付けられるプレートに使われています。

そして我々のバッジの五三の桐は法務省や皇宮警察本部で使われているようです。

司法書士も法務省管轄ということから、この意匠が使われているようです。

さてこのバッジですが、種類は2つありまして、 男性がよく利用するネジ式と女性がよく利用するピン式です。

そして司法書士登録をすると日本司法書士会連合会より「貸与」されます。

お値段なんと6,500円

しかし素材がプラチナ、五三桐部分が18金ということを考えればまあ納得ですが…

うーん、でも自分のものではないですからね。

「貸与」です「貸与」。 6,500円で借りているんです。

しかも通し番号で徹底的に管理されています。

失くしたときにも嘘はつけませんね…

これは責任重大です。

とりとめもない話を続けてきましたが、

街や現場で司法書士かどうかを見分ける方法が、みなさんにひとつ備わったんじゃないでしょうか。

ひとつは、「あなたは司法書士ですか?」と手当たり次第聞く、しらみつぶし戦術。

ひとつは、司法書士オーラを感じ取って勝手に判断する。

ひとつは司法書士バッジを見て「あ、司法書士なんだ」と見分ける。

そして一番のお勧めは、決済の場等で少しでも疑問を感じたら「会員証の提示をお願いします。」ということです。

名乗るだけで信用されてしまうということは、 本当にいろいろと考えさせられるものです。

それだけ司法書士の社会的責任も大きいのだなと痛感します。

これを機に、より一層職務を全うし、気を引き締めて頑張りたいと思います。

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