代ゼミ、20拠点閉鎖へ。少子化だけがその理由?

2014-08-23

ソリーです。

いつも高齢化の話題をお届けしていますが、今日の気になる記事は
代々木ゼミナール20拠点閉鎖という記事です。

a young asian school girl studying

代ゼミ、20拠点閉鎖へ…少子化で7拠点に集約
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140822-OYT1T50174.html

上記読売新聞の記事は
「少子化で」7拠点に集約とあります。もちろん、少子化の影響はあると思いますがもう少し深読みしてみたいと思います。

そもそも小中学生向けの塾は全国にものすごい数があるのに
高校生向けの受験塾となると、大手の寡占が進んでいるという状況もあります。
これは、やはり人材の確保の問題が一番大きいということだと思います。

大学受験を教えるためには、受験問題について精通している必要があります。
東大・京大を目指す生徒には当然に東大・京大の試験問題を完全に理解できる人しか先生になれないといえるでしょう。
ですので、上位大学を目指す予備校となると、先生を確保するというのは大きな課題にもなるはずです。

今回は少子化の影響というよりも正確には
少子化で生徒数が減り、それを支えるための先生に十分な報酬を払えなくなって人材の確保が難しくなってきたという側面もあるかもしれません。

また、もう一つの脅威があります。
それがスマートフォンやタブレットでの受験勉強です。

大学受験ともなると、自律的に学習できる人も多く、そういった人に優秀な講師陣による動画での講義を提供する事業者が続々と登場してきました。
その一つにリクルートが提供している受験サプリというサービスがあり、月額980円で優秀な講師による講義や過去問題が提供されるというものです。
地方の受験生にとっては、毎日主要都市の駅前まで通うという予備校のスタイルが、こういったサービスの提供もあり必要とされなくなってきたということもあるでしょう。

時代を読むことの重要性

ある日突然、まったく違った手法や価格帯で、同じサービスを提供してくる事業者が現れるかもしれません。今までの金額で今までと同じサービスをしていては社会のニーズから離れてしまう事を常に念頭に入れた事業運営というのは必要ということでしょう。ただ、今回の代々木ゼミナールの決断は決してマイナスということではなく、また新しい方向への一歩となるかもしれません。変化をし続けているということですからポジティブにとらえることもできると思います。

時には今の自分たちを否定するということも躊躇せず、今必要とされているサービスは何か。自社の生きる道はどこか。考え続けることが大切ですね。
プロダクトポートフォリオマネジメントやブルーオーシャン戦略といったフレームワークの助けも借りながら、自社のポジションを把握し、事業の継続性を常に確認し続けるようにしたいものです。

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