今社会問題化している「実家の片付け」

2014-12-17

ソリーです。
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経済成長まっただ中の30年~40年前に郊外の新興住宅街に一戸建てを購入して新しい生活をスタートさせた夫婦は今70代~80代
娘や息子は別の地域に居を構え、別の生活をしている・・・

そのようなケースは特別なことではなく、かなり多くの方が当てはまるのではないでしょうか。
今、「実家の片付け」という問題が大きく浮上しています。

写真の雑誌(週刊東洋経済)では人気の企画となり第2弾としてもう一度特集するほどの状態です。

では実家の片付けがなぜ問題となるのでしょうか。
いくつかの視点から見ていきましょう。

思い出のものが片付けられない
いざ片付けようと思っても、「これは父との思いでの品だから」「大切にとっておきたいから」といった感情が出てきてしまいなかなか片付けが進まないといったこともあります。

大切な物がどこにあるかわからない
認知症を患ったりした場合、親族が実家を片付けようとしても、どこに大切な書類があるのか、何が重要で何を捨てても良いのかが分からず途方に暮れるという事もあります。

売却できない!
親が施設に入居することになって、子供もその家に戻らないので売却して施設の入居費にあてたい。そう思っていたところへ、この数十年の景気低迷と少子化もあって地下の下落傾向は高まり、特に郊外の一戸建ては駅から遠い、手入れが大変といったことでなかなか買い手が付かないという事が起こっています。売却ができなければ将来相続する際も住まない家の固定資産税を払い続けるといったことにもなるのです。

お金がかかる
最近は丸ごと片付けてくれる業者も多くあり、利用する方も増えていますがトラブルが発生することも増えているようです。
明細をしっかりと確認するなど、コミュニケーションをしっかりとって交渉することが重要です。

農地の場合自由に売買できない
農地の場合、農業委員会への届け出等が必要となります。将来農業を続ける前提で相続をさせる必要があるからですが、実際には耕作放棄地の約半分は土地を持っている農家ではない人によるものでもあります。遊休農地の活用は今大きな社会問題ともいえます。

まだまだ、多くの課題がある実家の片付けですが、何よりも早めの対応が必要という事があります。両親が元気なうちに、将来どのように暮らしたいのか、お正月で集まる時などに話し合ってみてはいかがでしょうか。

そして、疑問点・困難な点などの質問がありましたら遠慮なく当事務所(082-511-7100)へご連絡ください。

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