【書評】あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら
ソリーです。
今日はちょっと衝撃的なタイトルの本を紹介します。
この本は、広島を拠点に、東京でも活躍するファイナンシャルプランナーの江上治氏が執筆したもので、
前半の50ページは絵本形式となっていて、その上に日本の衝撃的なデータがちりばめられています。
例えば
・この村の子供の16%が貧困層に分類されます。
・まったく貯金できない家が村全体で3分の1もいます。
・健康保険に入っている人の5分の1が保険料すら払えない状態です。
・82人の村人が「将来の食べ物に対して不安がある」と答えています。
・高齢者を介護する人の3分の2は女性です。
・しかもほとんどの人が60歳以上で「老老介護」となっています。
・2025年には高齢者の5分の1が認知症になると言われています。
みなさんどうでしょうか。
暗澹たる気持ちになったでしょうか。
でもこれは、日本が抱えている現実であり、直視する以外解決策はありません。
人口が増え続けている時代を「人口ボーナス期」と言います。
逆に人口が減る時代を「人口オーナス期」と言います。
単純に、人口が増えていて、若い人が多いと消費が多くなり、使うお金も増えます
したがって経済も成長するというシンプルなものです。
また労働力が安いため、労働力の高い国へ安い商品がたくさん売れます。
日本が自動車をアメリカに大量に売った時代はまさにこのような時代です。
では、この残酷な時代になすすべはないのか・・・
著者の江上氏は
これからの時代「人間関係資本」と「持たざる経営」で乗り切るべきだとしています。
要は「人に助けてもらう」、仲間とシェアするということです。
時代が違うのですから、生活の仕方・お金の使い方も変わっていかなければ適用できません。これからの時代、日本でどう生きるのかもう一度考えるきっかけとなる本です。
ぜひ手に取ってみてください。


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